「プラクティカル」の流派のoriginは?(その3)

前回のまとめ。
寅子先生の母校、College of Practical Homeopathy (CPH)で教えている内容は、特定の流派にこだわるのではなく、多様なメソッドの中から患者さんに合ったものを選んで施す、というもので、「プラクティカル」と呼べる具体的なメソッドがあるわけではないらしい。
また、初めのうちは基礎となる「Classical」なメソッドをみっちりと勉強するらしい。

しかし、寅子先生の師匠でもある学校の創始者Robert Davidsonは、現在は名誉職に追いやられ、この学校では教えていないようだ。
現在Robert Davidsonがフルタイムで教えているのは、つい数年前まではこのCPHのMidland分校だったThe Homeopathy College、確かにここのトップページには「Previously the College of Practical Homeopathy.」とある。
http://www.homoeopathytraining.co.uk/

↓を見ると、確かに寅子先生のところのRAHと提携している。
http://www.homoeopathytraining.co.uk/homeopathy%20resources%20and%20links.htm

↓を見ると、この学校の創始者のDavid Howell、とかくお騒がせなTrevor Gunnなど、RAHで講義に来ていた講師が揃っている。
http://www.homoeopathytraining.co.uk/homeopathy%20course%20team.htm

ちなみに、もうトップページからは辿れないけど、RAHの2004年の海外講師↓
http://www.homoeopathy.co.jp/school/rah_lesson.html

2000年にCPHの認定校となったことを伝えるDavid Howellからの手紙↓
http://www.homoeopathy.co.jp/school/rah_CPH_eng.html

そして昔(少なくとも2004年まで)は、↓のようにCPHのdiploma(免状)を発行していた。
http://www.homoeopathy.co.jp/school/rah_sotugyosyosyo.html

ということは、なんだ、前はRAHはCPHと提携していたけど、今はTHCと提携してるということじゃないか。
でも、そんなことRAHのweb siteには全然書かれてないよ。。。

いったいCPHとTHCの間で何があったんだ?
内紛か?、お家騒動か?、そんなこと公式web siteをくまなく読んでも書いてあるわけがない。
ともかく、何かゴタゴタがあって分裂したらしいことは確かだ。
そうかぁ、RAHが英国校をつくったのも、ちょうどこのタイミングだったしなぁ。

さてさて、そういうゴシップネタはこのくらいにして置いておこう、本題だ。
このTHCのカリキュラムはどういったものなのか?、「プラクティカル」というメソッドは、具体的にはどういうものだと教えられてるのか?

まず↓を見てみた。
http://www.homoeopathytraining.co.uk/homeopathy%20history.htm

「Practical」という名前を付けるとClassicalなメソッドと全く別なような印象を与えるので、名前を変えた、「Practical」は選択肢として常にClassicalを含む、というようなことが書かれている。
ちょっと待て、それではCPHで教えていることと同じではないか、じゃぁ「プラクティカル」という流派の正体はなんなんだ?、さらに頭がこんがらがってきたぞ。。。

カリキュラムの内容などは、↓のPDF fileのp.31以降が参考になる。
http://www.homoeopathytraining.co.uk/docs%20main/PROSPECTUS.pdf

ぐはぁ、日本語の本を読んでるだけじゃ聞いたことのないようなメソッドがいっぱいだ。
患者さんの性質に応じて、これらのメソッドの中からベストなものを選ぶ、というのがこの学校の教え方らしい。
少なくとも、Kentianなど「Classical」とされるメソッドを含め、多様な流派を学ぶことがわかった。
。。。というかそれではやはり、CPHで教えていることと同じではないか?!

。。。なんか、RAHがTHCと提携している割りには、教えてる内容、かなり違くないか?
そして、さらに頭が混乱してきた。「プラクティカル」という流派はいったい何なんだ?
(ということでまだ続く)